【フィリピン事情】フィリピン人に名義を借りるトラブル
外資規制を潜脱する目的で行われる「名義借り」
外資規制を潜脱する目的で行われる「名義借り」は
現地の法律に反しており、違法です。
お金がないフィリピンの現地のフィリピン人に
日本人がお金を渡して会社を設立してもらうことがあります。
名義を借りる日本人側の日本の銀行口座から
名義を貸すフィリピン側のフィリピンの銀行口座に振り込みが行われた場合、
外資となってしまうため名義を借りる意味がなくなってしまいます。
そのため、資金の出所がわからないように、
現金を何回かに分けて現地に運び、
名義を貸す現地人に手渡しということになります。
この際、100万円以上の現金の持ち出しを行う場合は税関への申告が必要です。
申告を怠ると外国為替及び外国貿易法(為替法)違反となり、罰則も与えられます。
また、現地で手渡しとなると詐欺を働く人もいます。
現金をもらってそのまま逃げたりすることがあるのです…
名義貸しを行う方も違法だということをわかっているため、
いろいろな要求をしてくることも考えられます。
何回かに分けて現金を運び出すのも渡航費と手間がかかります。
結局は法を掻い潜るためにそのようなことをするのであまり良い方法とは言えません。
何回かに分けて同じ人が運んでいても怪しまれる可能性もあるでしょう…
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