MWO(旧POLO)手続き
フィリピン人の雇用や査証等に特化した『MWO(旧POLO)の申請』
少子高齢化が加速する日本では、人材不足を補うために外国人採用を活用する必要性があります。
しかし外国人採用とはいえ、どの国の人材でもいいのでしょうか。国によって文化は違い、扱う言語もかわります。
外国人採用においてフィリピン人は高い人気を誇ります。なぜ人気なのか。
同時に、フィリピン人採用には厄介なポイントもあります。それらをポイントをおさえて解説していきます。
「日本人が外国人採用するならフィリピン人が雇いやすい理由」
フィリピン人が人気な人材として挙げられる要素は大きく2つあります。それはフィリピン人の扱う言語と宗教です。
公用語に英語がある
フィリピン人の9割が英語とタガログ語を使って会話します。
日本人にとって英語を使えることはコミュニケーションをする上でかなり楽になります。
簡単な英語の単語であれば日本人も理解できます。
例えばタイ語混じりの場合は、単語一つもわからずコミュニケーションが困難になりがちです。
フィリピン人は生まれつき二つ以上の言語を習得しているのが影響しているのか、他言語の習得も早いです。
なので日本語もすぐに習得してくれます。
カトリック教徒である
フィリピン人の9割はカトリック教徒です。キリスト教なので宗教習慣のすれ違いは少ないです。
宗教によっては「宗教上の理由で食べられない」「お祈りの習慣がある」など
禁忌による生活習慣での難しさがありますが、キリスト教には基本的にありません。
カトリックの教えによるものか、ホスピタリティが高い傾向もあります。
困った人を見つけると当然のように手を差し伸べるのです。
そういう意味で人格がよい人が多いのも特徴です。
「フィリピン人を雇う上で障壁となりがちなMWO(旧POLO)とDMW(旧POEA)」
フィリピン人を雇用する為にはMWO(旧POLO)の承認が必要
フィリピンは国民の一割が出稼ぎであり、国としてそんな海外労働者に手厚い保障をする為に労働基準監督署のような組織を設けています。
出稼ぎ先の国々にあるそれが、旧POLO(駐日フィリピン共和国大使館海外労働事務所)です。
現在はMWO(フィリピン移住労働者事務所)に名前を変えています。
ここが承認しない限り、日本からビザを発給したとしてもフィリピン人は日本で働くことができません。出国すらできません。
外国人労働者の多いベトナムやインドネシアには似たような組織は存在せず、唯一フィリピンだけMWO(旧POLO)は存在します。
このMWO(旧POLO)に承認を通すのが煩雑な手続きが必要とされ障壁となります。
それによって200万円ほど多くお金をかける必要もあります。
日本にあるMWO(旧POLO)は東京都大阪にそれぞれあり、フォッサマグナの以東以西で管轄が代わります。
ただし沖縄はMWO(旧POLO)東京の管轄で、愛知はMWO(旧POLO)大阪の管轄です。
MWO(旧POLO)は管轄する地域の企業から申請されると「英語での社長面接」や、
「受け入れたフィリピン労働者が住まう住環境」「労働環境」などの調査をします。
MWO(旧POLO)の承認の為にDMW(旧POEA)の承認が必要
煩雑さの要因としてMWO(旧POLO)は旧POEA(フィリピン海外雇用庁)と連動していることもあります。
旧POEAは今はDMW(移民労働者省)に名前を変えています。
MWO(旧POLO)の承認を得るためにはDMW(旧POEA)の承認が先に必要とされます。
実質的にMWO(旧POLO)とDMW(旧POEA)の二つの機関の承認が必要となります。
フィリピン人の労働者は、DMW(旧POEA)もしくはDMW(旧POEA)が認可した派遣会社から承認される必要があります。
フィリピン人の労働者が承認のために受け取った書類は日本でも手続きする必要があります。
直接本人が手続きする必要があり行政書士も関与できない
法的手続きは行政書士が代行することが多いのですが、MWO(旧POLO)は行政書士を含む第三者の関与が禁止されています。
本人のみが手続きができるルールになっており、これも障壁となりがちです。
「フィリピン人の雇用に興味あればお声がけください」
弊社では、MWO(旧POLO)の申請の一切合切を通訳を含めてサポートする用意があります。
フィリピン人を雇いたいが何から手を付けたらいいかわからない、
行政書士としてMWO(旧POLO)を取り扱う上で手を出しづらい部分があって困っている、
などの悩みがあるなら、ぜひともご相談ください。
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